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趣味(料理・言語学習)

【翻訳の道】音楽・映画関連翻訳者さんにインタビュー

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はじめに

翻訳者/家になりたい

翻訳という仕事に興味がある

翻訳者になれる方法を知りたい

という方要チェック!!

今回は「翻訳」という仕事をしている現役の翻訳者/家さんや、過去に「翻訳」をしていた、様々な翻訳分野に携わる先輩方にインタビューをし…

どのように「翻訳」という仕事に携わったか、またオススメの勉強方法や、これから「翻訳」という道に進みたい方へのメッセージなど…「翻訳」という仕事に関するリアルな内容盛りだくさんの記事「翻訳の道」のNo.3です。

No.1はこちらから↓

「翻訳の道No.3」英日・日英翻訳

インタビュー:久保田祐子さん

1、現在どういう形の翻訳家/者なのか、新卒で翻訳の道は進んだか

「家」が付くかは別として、英文和訳と和文英訳をしている還暦の翻訳者です。訳す素材は主に映画・音楽・テレビ関連。英語は母語ではないので英訳は内部資料にほぼ限定し、和訳は各種誌面に掲載されています。過去には映像翻訳や通訳をしたり、共訳書を何冊か出したりしました。

2021年9月には、初の持ち込み企画として『アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷』という青春ノンフィクション本を独りで訳しました。優れた監修と編集のおかげで出版していただけました。

新卒で翻訳の道には進みませんでした。それについては次の項で。

2、どういった経緯で翻訳デビューしたのか

米国の小学校を出て以来、多くの大人たちから「英語の道へ進め」と言われていた私は、それがイヤでたまりませんでした。だって英語ができるだけで英語の道に進むべきなら、日本語ができる人全員が日本語の道に進むべきということだよね、と中坊の私は思ったものです。大学の専攻は日本文学。就職は旅行業界。頼まれてアルバイト的に何かを訳したことはあっても、続ける気はありませんでした。

それが無性に翻訳をしたくなったのは、子育てに専念していた頃です。昼間に読んだ漫画の台詞を英語にしたくて夜も眠れなくなりました。インターネットがない時代、私が大好きな世界観を、その世界観を読めない人たちにも伝えたくてもがいていたのです。

このままでは体に悪いと思って受講し始めたのが、翻訳雑誌で知った洋画字幕翻訳の通信講座で、台詞を英文和訳する課題に解放感を覚えました。そして、せっかくそこまで勉強したのだからと中級以上の講座に通学し、せっかく勉強に投資したのだから仕事に、と考えるようになりました。ところが、プロになるチャンスはつかめず・・・・・・。

すると、たまたま趣味で見ていた帰国子女向けのウェブ掲示板で、珍しく訳者を募集しているユーザーさんがいらしたのです。しかも私が好きなロック音楽に関する下訳。飛びつきました。ファンとしてそこそこ音楽に詳しく、訳す作業が好きで、勉強もしていたせいか、その後も音楽誌の仕事をいただくようになった時が40歳手前。やがて音楽系の出版業界で人脈が広がるのですが、その前に一波乱あります。

映像翻訳への夢も捨てきれなかった私は、独自にトライアルを受けてCS番組の仕事も得ていました。ところが、担当者には叱られてばかり。指示通りに修正しているつもりでもご満足いただけず・・・・・・。

このままでは自分が精神的につぶれる。藁をもつかむ思いで、前述の講座でお名刺をくださったプロ2名それぞれに「この業界はそういうもの?」と質問したところ、2名とも「違う」と。元気を取り戻した私は、かつての講師に、出したこともなかった年賀状を書いて、さりげなく近況を伝えました。するとその講師が仕事を紹介してくださったのです。それはCS局の映画情報番組の映像翻訳で、番組がチャンネルごとなくなるまで続きました。『ハリー・ポッター』1作目の30分特番(テレビ東京ほか)を訳して単独クレジットしていただいたのが、その発注者との最後の仕事となりました。

その後も人脈を通じて、雑誌などのほか、ドキュメンタリー映像や教則動画の字幕翻訳を定期的にこなしてきましたが、 目をいたわって映像は控えるようになりました。今は映画パンフレット用の翻訳にやりがいを感じています。

一方で、ローリング・ストーンズのファンクラブを通じて知った英語の本があまりにも面白く、それをどうしても日本語で伝えたくて訳したのが、昨年、出版にこぎつけた『アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷』です。

3、翻訳のあれこれ

翻訳作業の大半は“調べ物”です。勉強中にそれを知って「げっ」と思いましたが、どんなにつまらなく感じた素材も、背景について調べて深掘りすると面白くなるのだと気づきました。その成果である訳文に対する反応が来れば、たとえそれが否定的であっても「きちんと読んでもらえた」という充実感を覚えます。逆に、読んでもいないのに文句を言われると心外ですが!

4、オススメの勉強方法

翻訳という作業は、外国語の語彙がそこそこでも、マメに辞書を引いたりネット検索すれば、かなり正確にこなせます。とにかく“調べる”クセを付けることが大事です。こと近年にはフェイクニュースが問題視されていますが、フェイクかどうかを調べる訓練は、翻訳作業の調べ物に直結します。

平行して、好きなものをじっくり読むといいです。例えば、日本の漫画や音楽雑誌を読み慣れていれば、その読者層が好む表現で訳文を作れます。

そして伝わる文章に訳すには、伝わったかを確認するために人に読んでもらうようおすすめします。私は納品した訳文が掲載されれば、いまだにそれを細かく見て自己添削するようにしていますし、誰かと長文で冷静な意見交換をするのも作文上達に効果的だと感じます。 原文のコピペや訳文の自動読み上げなどの便利な機能も、客観的に見ても正確でわかりやすい訳文に仕上げるのに役立っています。

5、翻訳家を目指す方へのメッセージ

「伝えたい」というシンプルな気持ちが、モチベーションと品質向上に繋がると思います。そして世界は今、空前の日本ブームです。ちなみに訳書『アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷』に“英語が凄く訛っているオッサン東欧人”が登場します。その人の台詞を和訳するのには難儀しました。というのは、そのために東欧人が話す日本語を動画サイトなどでさんざん研究したのですが、皆さん、若くて、つたなくとも日本語の発音がきれいだったからです。そういう世代が、母語で書いた漫画や映像や文章を、世界中から日本に向けて輸出したいと躍起になっている様子が、外国語でインターネットを読んでいると感じます。ぜひその橋渡しになってください。

おわり

今回の記事で、私は自分自身の翻訳の原点に触れられて…初心を忘れずにいたいなと思いました。(定期的に見返したい!)

みなさんは、どんな事を感じましたか?

翻訳に携わる方のリアルな声を聞くことで、具体的なイメージが湧いたり、この道へ進むきっかけになれば嬉しいです。

今回取材に協力してくださった、久保田さんの訳書『アンダー・ゼア・サム ブルックリンの青年が覗いたローリング・ストーンズの奥座敷』のURLです↓5章まで“立ち読み”もできるので、興味のある方は是非のぞいてみてください↓

https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3120317120/

また本屋さんの他、こちら↓にある購入サイトでお買い求めください!(Amazon)

https://amzn.to/3K6WP3s

↓以下は久保田さんのTwitterです。直接お話を聞きたいと思った方は是非フォローを!

翻訳の道No.2はこちらから↓

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さらん
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